最近は毎年、夜間にセミ羽化の観察をしています。
夜に集合して、杉山神社の階段下にある天満宮の大きな木を見に行きます。
今年も、いました!
幹や葉っぱに蝉の幼虫が止まって、背中から白い羽根をのぞかせています。
茶色い幼虫の殻の背中が割れて、白いからだが見えてきます。身体を逆さまにのけぞるようにして殻から出てきます。
身体が出ると、足でしっかりつかまってじーっとしています。
風で枝葉が揺れるので、落ちやしないかとドキドキします。
スカウトたちは「落ちないようにしっかりつかまれー」「がんばれー」と声援を送っていました。
時間がたつにつれて、丸まった小さい羽根が次第にピンと伸びてきます。
更に時間がたつと、体が茶色く、羽根は透き通ってきて、みんながいつも見ているセミになります。
背中が割れてから羽根が伸びきるところまで2時間程度で観察できます。
この日は、観察の合間に紙筒ランプシェードの工作と、花火をしました。